商品登録

商品の新規登録

商品一覧では既に登録されている商品情報を呼び出して、登録済の商品情報を編集する流れでしたが、「商品登録」メニューは、初めて商品を登録する作業をします。

※初めての新規商品登録を行う画面ですので、「商品登録」メニューをクリックすると何も入力されていない空の商品登録画面が開きますが、この説明では、入力する内容がイメージしやすいように、呼び出し編集と同じ画面で各入力項目の説明をします。

商品情報

下記は商品情報の項目一覧ですが、「」印は入力必須の項目ですので、商品の登録・編集作業前にあらかじめ準備しておくようにしましょう。

ECCUBE商品登録

商品ID 商品IDはシステムが自動採番して登録商品に付与するユニーク(唯一)なIDです。運営者が自由に番号を変えることはできません。
商品名 商品名は入力必須です。商品名が長くなり過ぎると、フロント側の表示上、文字列が折り返したりするので表示バランスや運用ルールも考慮してタイトル文字数も検討しましょう。ユーザーが読みやすい、探しやすい、というところも重要です。
販売種別

EC-CUBEでは商品ごとに「販売種別A」「販売種別B」の2種類を設定して登録しておくことが可能です。

「設定>基本情報設定>配送方法設定」で登録する送料テーブルをどの販売種別に適用するかを設定できます。

また、販売種別の種類を増やしたい場合は、

システム情報設定>マスタデータ管理>mtb_product_type

で、追加編集することが可能です。

※マスタデータ管理の操作は、DBデータ項目に影響しますのでご注意ください。

商品画像

商品画像をドラッグ&ドロップ、または「ファイルをアップロード」を開いて参照で登録します。画像サイズは600px以上が推奨されています。

この「商品画像」に登録した画像の1番目がメインイメージとしてフロント側の商品詳細ページに大きく表示され、2番目以降の画像がサムネイル画像として表示されます。

商品画像は登録エリア内でドラッグ移動して順番を入れ替えることが出来ます。

画像の削除は、登録した画像にマウスを載せると表示される「×」アイコンをクリックで削除できます。※一度削除した画像は復活できませんので、再登録(アップロード)が必要です。

また、管理画面からアップロードした画像は、システムに登録される際に、画像ファイル名の重複上書きなどのトラブルを防ぐため、システムが自動的にファイル名を付けなおして登録します。年月日時分秒というような数字のファイル名としてサーバー上にアップロードされますので、CSVなどで一括メンテナンスをする場合は管理画面からのアップロードではなく、FTPなどで直接アップロードもご検討ください。

商品説明

商品詳細ページに表示される商品説明文を登録します。ユーザーに商品の魅力や状態が伝わるように極力詳しく、読みやすい説明とすることをおすすめします。この項目はHTMLタグが使用できますので、太字や文字色など簡単な装飾なども可能です。

HTMLタグは半角英数文字を使います。また文字化けなどのトラブルを回避するために、商品コメント内に半角のカタカナなどは使用しないように注意しましょう。特に販売管理などの基幹システムのデータなどには半角カナ文字が多用されていますので、コピー&ペーストやCSVからの登録は半角カナ文字が登録される可能性があるため一括変換置換するなどして気を付けましょう。

一覧コメントを追加 商品一覧ページに表示される説明文を登録します。あまり長い文章になると、フロント側一覧ページの表示が見辛くなるかもしれません。商品の特徴などに絞って、あらかじめ使用する文字数を統一して登録運用すると見やすくなります。
販売価格 販売価格は入力必須です。ここで入力した価格が実際にユーザーが支払う商品単価になります。金額の桁や内税・外税などの金額設定を間違わないように入力の際は十分にご注意ください。
通常価格を追加

通常価格は入力必須ではありませんが、定価などを入力しておきます。

在庫数

在庫数は入力必須項目です。ここで設定した数量までが注文されると自動的に商品販売が「品切れ」となり注文ができないようになります。

在庫などに限りがある場合は在庫数を設定しておきます。定番商品などで恒久的に入荷販売が可能な商品は「無制限」にチェックを入れておくことで、いくつでも無限に注文を入れることができるようになります。

検索ワード

「,」カンマ区切りで商品に関するキーワードを登録します。ここで登録したキーワードは検索ブロックで検索された時にヒットするキーワードになります。

あまり多数のキーワードをむやみに登録してしまうと、逆に何のキーワードでも検索結果に表示されてしまいます。そうすると検索の意味が薄くなり、ユーザーにとって使い辛いものとなってしまいますので良く検討しながら登録することをおすすめします。

例えば色で検索される場合、同じ「赤」でも探す人によっては、「レッド」「れっど」「あか」「RED」「red」など入力される語句は沢山あります。どの語句で探されても問題がないようにキーワードを登録しておくと、ユーザーのお買い物がスムーズになります。

また、キーワード検索の機能を利用して、特定のキーワードでヒットするような商品登録をしておくことで、見かけ上カテゴリとは別のアプローチで商品をグループ化させて一覧表示させるような運用方法も可能です。

商品コード 商品コードを入力します。商品仕入で使用する発注コードや商品JANコードなど、社内の販売管理で利用しているコードなどで自由に登録できます。
販売制限数

一回の注文で購入できる個数を設定します。5個と設定すると、一回の注文で5個までしかカートに入れることができなくなります。

在庫数の設定を「無制限」、購入制限を「無制限」にすると、イタズラで注文される場合もあるかもしれません。購入制限で一回の注文は20個まで、在庫数は200個などと設定しておき、在庫数を見ながら運用中にメンテナンスで増やしていくなどの方法もあります。

発送日目安

商品の注文が入ってから発送までの目安を登録商品ごとにプルダウンから選択して設定可能です。ここで選択した日数はユーザーのお支払・配送設定で「お届け日指定」という選択項目があり、そこで選択可能な日付に影響します。
例えば「1週間以降」を設定した商品では、ユーザーが注文時に指定できる「お届け日指定」は1週間後以降の日付しか選択できないようになります。

必須項目ではありませんが、商品の供給状況によって活用します。

カテゴリ

「商品管理>カテゴリ管理」で登録したカテゴリ一覧がツリー表示されていますので、登録する商品をどのカテゴリに属させるのかを設定します。

ECCUBE商品登録

カテゴリツリーに表示されているカテゴリの中から、商品を登録したいカテゴリにチェックを入れて登録することで、登録中の商品はそのカテゴリのフロント一覧ページに表示されるようになります。

また、一つの商品を複数のカテゴリにまたがって登録する事を「重複登録」と言います。複数のカテゴリにチェックを入れて登録すると、どちらのカテゴリ検索でも登録した商品が表示されるようになります。

※カテゴリはシステムに登録されているものが表示されますので、カテゴリを追加したりカテゴリ階層を変更する場合は、あらかじめカテゴリ登録画面でカテゴリ登録の編集を行っておく必要があります。「カテゴリの追加・編集」ボタンをクリックして「カテゴリ管理」画面へ遷移します。

ワンポイント

カテゴリの重複登録は、運用によっては注意が必要です。商品数を多く見せたい場合や、様々なジャンルカテゴリからその商品に到達させたい場合にたくさんのカテゴリに商品を重複登録するようなことも可能ですが、購入するユーザーからすると違う商品と勘違いしたり、何が違うのかが分からなかったりといった問題につながります。

商品規格情報

ECCUBE商品登録

この商品の規格を確認」ボタンをクリックすると、登録した商品に色やサイズなどの規格を登録する画面に遷移します。規格を設定された商品は、商品登録編集画面では、「販売価格」や「在庫数」の入力が非表示となり、規格設定画面側で、規格ごとに設定するようになります。

規格が登録されている場合、規格組み合わせ一覧が表示します。

ワンポイント

規格設定は、商品登録が完了している商品にしか設定できません。(新規商品登録の途中ではボタンクリックできません。)

規格登録については、あらかじめ「管理画面>規格登録」メニューで規格が登録されている必要があります。次項の「規格登録」で詳しくご説明します。

フリーエリア

商品説明とは別に、もう一つ自由に表示できる枠(エリア)が用意されています。

ECCUBE商品登録

商品のサイズ表をテーブルタグで表示したり、季節商品や限定特設カテゴリへのリンクバナーなどを貼り付けるなど自由な使い方が可能です。

タグ・その他

ECCUBE商品登録

タグ

「+タグ登録」をクリックすると、登録しているタグを複数選択して商品に紐づけて登録することができます。

初期状態では「限定品」「おすすめ商品」「新商品」の3つのタグが登録されています。商品に付けたいタグを選択して登録すると商品詳細ページ上に選択したタグアイコンが表示されます。

また、「タグの追加・編集」ボタンをクリックすると、タグ管理の画面へ遷移しますので、新たなタグを登録することができます。

登録日・更新日

商品登録編集でシステムに記録された「登録日」「更新日」、また登録編集した「管理者」が表示されます。最後に、登録、更新を行ったのが誰なのかが分かります。

ショップ用メモ欄

「ショップ用メモ欄」は、フロントには表示されませんので、ユーザーには見えない情報の登録となります。登録する商品について、管理上、特記しておくことなどをメモ登録しておきます。